マーケティング調査(イオンモール秋田)20260919
目的
マーケティングのコンサルティングを行う株式会社MKナレッジの研究・調査として、各種商業施設で行われているマーケティング施策を確認するため、実際に現地調査を行います。
「誰向けに」「何をやっているか」「どういう同線を作っているか」「どう見せているか」を、できるだけ具体的に調査していきます。
概要
日時
2026/9/19(土)10:30~
場所
イオンモール秋田
https://akita-aeonmall.com
調査結果
YouTuber「100円娯楽」さんとのコラボ
特に人が集まっていたのが、YouTuber「100円娯楽」さんとのコラボイベントです。

館内では名刺交換会が行われており、実際に多くの来館者が列を作っていました。
イオンモール秋田の公式イベント情報にも、9月19日のイベントとして掲載されています。
面白いのは、一般的なステージイベントではなく、「本人から名刺を受け取る」という接触体験をイベントにしていることです。
動画で見ている人と実際に会えるという体験は、来館する強い理由になります。
オンラインで知名度を持つ人をリアルイベントに呼ぶことで、「SNS・YouTube→実店舗」という流れを作れる点は、地域の集客でも参考になります。
休憩からアプリへ
館内では「#カビゴンと眠活 presented by AEON」も展開されていました。

大きなカビゴンのパネルと椅子を設置した「カビゴンおやすみ広場」は、写真撮影だけでなく、実際に買い物途中の休憩スペースとして利用できる設計です。
さらに、『Pokémon Sleep』のアプリ画面を提示すると、先着500名にオリジナルステッカーをプレゼントする企画も行われていました。
つまり、キャラクターで目を引くだけではなく、「休憩する→興味を持つ→アプリを利用する」という次の行動まで設計されています。
広告そのものに「役立つ場所」という機能を持たせている点が印象的でした。

地元スポーツ連携
秋田ノーザンハピネッツやブラウブリッツ秋田と、イオンモール秋田のコラボレーションも館内各所で確認できました。


この日は秋田ノーザンハピネッツの2026-27シーズン壮行会も開催され、選手・スタッフによるイベントのほか、グッズ販売やファンクラブ入会受付も行われています。
イオンモール秋田は両クラブと地域活性化などを目的とした連携も行っており、スポーツを単発イベントではなく、地域との関係づくりに活用しています。
「買い物に行く場所」だけでなく、「地元のチームを応援る場所」になることで、施設そのものへの親近感を高める効果もありそうです。
多様な来館理由
館内を歩いていると、イベントだけでも、YouTuber、ポケモン、スポーツ、クラシック音楽など、かなり幅広いテーマが用意されていました。
さらに、イオン銀行による保険相談など、買い物以外のサービスも館内で提供されています。

つまり、イオンモールは「服や食品を買う人」だけを対象にしているわけではありません。
「イベントを見たい」「キャラクターに会いたい」「地元チームを応援したい」「相談したい」など、来館する理由そのものを増やしています。
大型商業施設にとっては、この「来る理由の多さ」も大きな集客力の一つだと感じました。
全体的な感想

今回特に印象に残ったのは、「集客して終わり」にしない仕組みです。
- YouTuberとの接点を作る
- キャラクターからアプリ利用につなげる
- スポーツイベントからグッズ販売やファンクラブにつなげる
それぞれ入口は違いますが、その先にもう一つの行動が用意されています。
マーケティングでは「どうやって人を集めるか」に目が向きがちですが、実際には、「集まった人に次に何をしてもらうか」まで考えることが重要です。
これは地域企業でも同じで、SNS、Web広告、イベントなどで接点を作った後に、「問い合わせ」「来店」「登録」「再来店」などの次の行動をあらかじめ設計しておくことが大切です。
今回のイオンモール秋田では、その考え方を具体的に見ることができました。
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